動物別症例集カテゴリ
動物別症例集 11ページ目
様々なストレス(輸送、不衛生な環境、飼育ケージの変化)や、外傷によって免疫力低下を起こすことで細菌感染が成立します。
皮下出血などを引き起こし、食欲不振、腹水、浮腫、皮膚の剥離が見られる場合があります。そして、全身に菌がまわり敗血症を引き起こし死亡する場合もあります。
治療は両生類用リンゲル液などで体液を補い、抗生物質の投与も同時に行います。
猫の皮膚型肥満細胞腫
肥満細胞が腫瘍化したものを肥満細胞腫といい、皮膚型と内蔵型があります。皮膚の腫瘍の中で2番目に多く、顔や首や耳介といったところに発生しやすいです。治療の第一選択は外科的切除で、皮膚型肥満細胞腫は良性の挙動を示すことが多いようです。