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動物別症例集 : 哺乳類 5ページ目

モルモットの子宮平滑筋腫

モルモットはウサギと同じように生殖器疾患になりやすい動物です。

血尿、食欲不振、腹囲膨満、左右対称性脱毛などが認められた場合には精密検査をおすすめします。

治療は外科的処置が必要になります。

モルモットの脂肪腫(多発性)

皮下組織に脂肪の塊のようにできる腫瘍を脂肪腫といいます。原因は不明ですが、良性腫瘍なので害はありません。腹部・胸部などの皮下組織に形成され、発生部位によっては支障が出ることがあります。

外科手術によって切除すれば完治しますが、しばしば再発することがあります。

皮膚に腫瘍が見つかれば、悪性皮膚腫瘍の可能性もあります。放置せず、なるべく早めに病院で検査をしましょう。

チンチラの尿道結石

膀胱でつくられた結石が尿道につまっている状態を尿道結石といいます。

症状は、血尿となることが多く、また、排尿しようと長時間踏ん張っていたり、何度も排尿姿勢をとるのにほとんど尿が出ないというものです。更に、尿が出ていない状態が続くと急性腎不全となり、尿毒症を起こすこともあります。

治療は外科治療になります。尿道にある結石を膀胱内に押し戻して膀胱切開して摘出しますが、押し戻せない場合には、尿道切開により摘出します。

疑われる症状がある場合には早めに病院に行きましょう。

チンチラの皮膚糸状菌症

イヌ小胞子菌というカビの一種(真菌)によるものが感染しておこる病気を皮膚糸状菌症と言います。幼体での発生が多く、皮膚免疫能が低下している場合があります。

鼻、眼、耳のまわり、あるいは前足に脱毛とフケがみられます。特に鼻のまわりにはよく見られ、円形の脱毛が特徴的です。治療は抗真菌薬のぬり薬やの み薬を使用し、予防は清潔な環境に保つことが大切です。

プレーリードックの拡張型心筋症

左心室の拡大を伴って、徐々に心筋収縮機能が低下し、心不全を発症する心臓病のひとつに拡張型心筋症があります。3歳~4歳のプレーリードックに比較的多く疾患が発症し、症状が進行すると、胸水の貯留や肺水腫が起こってきます。拡張型心筋症では左室内径短縮率(FS)の低下がみられます。
治療法は血管拡張薬や強心薬などを用い、肺水腫・胸水の貯留がみられた場合は利尿剤などを使用します。

コツメカワウソの内部寄生虫

イタチ科の食肉類で東南アジアに生息するコツメカワウソは、最近ペットとして人気の動物で、カワウソの種類の中では最も小さい種類です。食生活は魚類、爬虫類、昆虫、甲殻類、貝類などで、ペットとしてはフェレットフードなどを食べます。食性から消化管内寄生虫が見られることもあり、食欲不振・下痢などの症状がでるようなら駆虫する場合もあります。

トビネズミの骨折

トビネズミの足は細くて長いため、骨折などの事故を起こす危険性が高いです。治療法は、折れた骨の中にピンを挿入して固定し、周囲をギプス固定をして、骨が回転しないようにします。活動的なので再骨折に注意が必要です。

骨折予防として、網のケージではなく水槽などでの飼育が適しています。

フェネックの皮膚病

フェネックギツネは砂漠に棲息しているキツネで、犬と同じように皮膚炎をおこします。
皮膚炎の原因は、大きく3つに分かれます。

1. 外部寄生虫(ノミ・マダニ・疥癬ダニなど)によるもの。
2. カビ(真菌)や細菌の感染によるもの。
3. アレルギーによるものです。

これらの検査をして、治療を検討します。

アメリカモモンガの脱毛

有袋類のフクロモモンガとは分類が全く異なり、アメリカモモンガはリス科のげっ歯類になります。しかし脱毛の原因は類似している点も多く、ストレス、ホルモン、感染、栄養性、季節性などさまざまな原因で起こります。

感染症などが原因の場合は抗菌薬による治療を行いますが、生活の環境や食事が原因の場合も多いため、環境・食事の改善をしてできるだけストレスを与えないような生活をさせることが重要です。脱毛の種類によっては痒がる時もあるので、自咬症などに進行する前になるべく早く診察を受けることをおすすめします。

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