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動物別症例集

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犬の肛門嚢炎(肛門嚢自潰)

老化などで括約筋の収縮力が低下してくると、肛門嚢の内部に分泌物がたまりやすくなります。分泌物がたまってくると開口部が詰まるため、細菌感染を起こし、肛門嚢炎が起こります。

肛門嚢炎が起きると、お尻を床にこすりつける、お尻を舐める、などの行動が見られ、排便が困難になる場合もあります。悪化した場合には、肛門嚢が破れて膿や血が排出されます。

肛門嚢を絞って分泌物を排出させた後、洗浄し、抗生剤の全身投与によって治療します。良くならない場合では手術で肛門嚢を摘出することもあります。

月に1回は肛門嚢絞りをすることをお勧めします。

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